<記録NO.2>



最初の試練を無事にクリアしたバジリコ。

早速ギルドに報告し、
次なるお仕事を貰うことにした。

ここからが、海の男バジリコの人生の始まりなのだ。



























軍人の試験をクリアし、
最初に貰ったお仕事はっていうと



どうやら船を盗んで逃走中とのこと。

て、こんな広い海でどう探すっていうのか・・・。

「とりあえずはオポルトの出航所で
詳しい話を聞いとくれ」


なんて言われたので
ソコを目指すしか無いのですが。

とにかく海だ、海に出よう。




























毎回だけど、



ぽつーん

寂しすぎる、コレ。

そのうち慣れるのだろうか。


























このぽつーん画面で、
物資の補給は勿論、船員も補充することが出来る。



強そうな連中はやっぱり高い。

乗せられる船員の数も
船の大きさで変わるのかなぁ。

出来れば強いの沢山乗せたいけども、
まだまだ貧乏なバジリコには無理だわ。

良かったら

ゴムゴムとか

乗ってくれよ。


でもまぁ、実際は





















こんなおっさん

が仲間なんだな、うん。






















さあ、港を飛び出すバジリコ号。



近海は、

船まみれ

色々な船があるんやなぁ。


たくさんの船が、どっかに向かって
猛スピードで走ってる。

そういやリズボンの出航所で

「レース開催中!」

とか言ってたけど、
みなさんレース中なんでしょうか。


ところで、

















オポルト
ってどこ。


当然の疑問だ。

地名だけ言われて
そこを目指せるほどバジリコは

この世界に生きていないんだっ!

マップとか売ってないのかっ!

一人で逆切れしつつ、
何となく開いた紙っきれ。























ばさっ



入港許可証みたいなものですけども、
あったよオポルト。

現在いるリズボンからは
すぐ近くじゃないの。

まあ、最初のお仕事ですものね。
良かった、これでまっすぐ目指せるわ。



























マップを見る限り、凄く近い隣町も

実際海に飛び出すと、

何て遠い事・・・・・。

ていうかバジリコ号めちゃ遅いんですけども、
やはり最初っから持ってる船はそんなもんなのか。

周りの船にドンドン抜かれますよホント。

帆で風を捕まえるのも
まだまだヘタクソですし、

常に何となく浮いてるだけみたいな状態だっ!

まあいいさ・・・、バジリコですし。






















そして、

亀のようなスピードで、
たっぷり時間をかけて遂に到着。



ちなみに着く寸前で

食料切れた。

切れたままほっとくとどうなるんだろう(ドキドキ・・


ところでアレなんですねぇ、
初めての町に着くと

「発見成功!」

とかなるんですね、初めてだからか。

こうやって自分の行動範囲が
広がっていくわけですか。

なるほど。

アレコレ発見するって
きっと凄く楽しい事なんだっ!

よーし、バジリコも沢山発見するぞ!





















いたっ!



愛人発見

100人探します。

























さて・・・お仕事しなくちゃ。



新しい町にも

たくさんの人がいて賑わってました。

もうちょい余裕が出たら、
どんどん話しかけて友達を作ろう。

どんな出会いがあるんだろうか。

























そして、密偵の詳しい情報を貰う。

密偵は、小型の船を盗んで
北へと逃げたらしい。

詳しい情報は

ソレだけだ。

やっぱり広い海を
何となく探すようです。

あんな船だらけの海で
見つかるのか・・・・。

でもせっかく貰った初仕事、
失敗するわけにはイカンのだ。

とにかく、北へ向かうしか無さそうだし、
頑張ろう!




















さて、

いつの間にか



やぶけてます

どうしようっ!どうしよう!

これで海を進めるのか?!

どうやって治すんだマッタク。

物凄くみすぼらしい船になってしまって。

ま、いいか(良くない
























何か船は進むみたいだし、
良いか、少しくらい破けてても。



青く塗って

誤魔化せたな。
無理があるようです



























相変わらず、よその船には



豪快に抜かれ

それでも北を目指して
バジリコは進むのだ。


密偵さんどこー。


もの凄い勢いで
日数だけが過ぎていく。

こんな海をたいしたアテも無く
一隻の船を捜すなんて。

あぁ、急に不安になってきた。

船長がこれじゃいけないっ!

船員にも不安がうつってしまうじゃないか。
シッカリしろバジリコ!!























って



何だよコレ。

不安なのは分かるけども
ホームシックてアンタ。





















こんなヒゲおやじが



ホームシックて。

ママが恋しいのかっ!バカッ!


何なのこの状態。

ほっとくとどうなるのコレ?!

いったいホームシックて
どうやって治すんだろうか・・。

























そういやカバンの中に
変なアイテムあったなぁ。

カリヨンベルってヤツ。

故郷を思い出し、どうのこうの・・・て

コレ、今が使い時なのかもしかして。

迷ってもしょうがない、
ベルを鳴らそう。
























チリーン♪



なおった(笑

ヒゲおやじめ、ビビらせやがって。

























でもまぁいいや。

船員の機嫌は直ったわけだし、

夕日が綺麗だし。



海ってホント広いよなぁ。

もう、密偵なんてどうでもいいや。

このままどこか遠くへ行こうぜ船員達。

どこかでドデカイ花火を上げてやる。

世界中にバジリコの名を

って



























またかよ。

何て寂しがりやなクルーなんだうち。

数日で簡単に寂しがるなアホっ!


しょうがないなぁもう。

もう一回あのベルを・・・・















アレ・・・

無いし。

一回使うと無くなるのね、アレ。

どうしよう、もうカバンの中には何も無い。

よかったらバジリコが歌でもうた(バキッ

イヤなのか

もうシラン!勝手に寂しがってろ!


犯人は見つからないし
船員達は超寂しがり屋だし

うまくいかないもんだ、航海って大変。

そんな状況の中、






















「せ、船長っ!!」



食料きれた。

もう散々な目に合ってるよボク。


ちょっと航海するだけで
こんな事になるなんて・・・

海って怖いところなんだ。

シッカリと心に刻み、
いつか大きな男になろうと誓う。
























で、さっきから気になってるんだけども

バジリコ号のまわりのモヤモヤ何?!

帆もうまい具合に破けてて



幽霊船みたい。

爽やかな海の男を目指してるのに、
ドンドン違う方向へ・・・・。

何か怖いすよ、この船(わは


とにかく、食料もないし
大至急町へ戻らないとっ!



















急いでるのに急いでるのに







戦闘開始

アホかバジリコ!

しかも強くて勝てないわコレ。

幽霊船が負ける!!

食料尽きて船員寂しがってて
帆が破けてて犯人見つかってない。

更に船が沈みそう。

















もう
どうにでもなれ。


アハハー

バジリコもうやけっぱち。























「船長!被弾しました!」

「撃て!撃つんだ!」

「船長!水が!水が入ってきてますー」

「振り切れ!町へ向かうんだ!」

「船長!帆が破けててスピード出ませんっ!」

「こげ!とりあえずこげよばかっ!」

「船長!おなか空きました!」

「・・・・・・・・・・・。」

「船長!寂しいです!ママー」

「船長!船長!」

「せんちょおおぉぉぉぉぉぉ!!」

























「うるせぇぇぇえええーーー!!」

船長切れました。



























「ふう・・・・」

何とか町まで逃げ帰ってきた。



「海って魔物だ」

バジリコが、少しだけ生長した日だった。

「バカヤロー!」




<記録NO.2終わり>