<記録NO.21>




こんばんは、ダンディーな後姿は

バジリコじゃないよ

ホントだよ。


今日は一日銀行員の日。

いつも忙しい行員さんに変わって、
バジリコが出来る業務をこなそうと

こんなところへ入り込んでいるってワケだ。


























とりあえずま、



後ろにピッタリ立ち、

行員さんのお手伝い。


さて、とは言っても
まだちっぽけなバジリコに

何が出来るというのか。


気合だけは十分だけども、
イマイチ空回りか。





























とりあえず、



愛想笑いで

手を振ってみた。

おっさんの後ろから。


んが。

銀行内、全く反応無しでした。

何だろう、何がいけないのか。

無愛想なおっさんに代わって、
素敵な笑顔で微笑んでるってのに。

ほら、こんなに






















素敵な



笑顔で?

テカってる

流石未来から来たロボ。


全身メタルバディなんですよ。

仲間には、

















「粘土みたい」

言われましたけどね。

























・・・・・・・。


そんな事より
お仕事お仕事。



おっさんにも呆れられ、
素敵なテカリ笑顔も消沈。

さてどうしよう。


おっさんの真裏に立つのはやりすぎたか。

そう思ったかどうだか、

完全に裏方に回ったバジリコ。

声だけでも出していこうか。






















えー、コホンっ



「いらっしゃいませ」


よし、無難だ。

物凄く無難なセリフだ。

誰も不快にならず、
無視しても不自然じゃない。

何も反応が無かった時の為に、
自分が恥ずかしい思いをしてへこまないように、

無難なセリフに逃げてしまった。

結構小心者です、ワタクシ。





と、おっさんの窓口の横に
もうひとつ無人の窓口があった。

そっと観察。



デカイ。

かなり長身の方が、
銀行をご利用になっている。

まさか強盗でもする気?!

くらいの重装備に見えますけども、
どうなんだろう。


んまぁ、とりあえずのんびり座って
次なる作戦を考えようか。

これでも一日銀行員。

何か役に立たなければ、
気持ちよく帰れないわ。























どっこいしょ。

あ、




目が合った。

こわっ!!

何あのモンスターは。

銀行に

モンスターが。

堂々と一日銀行員のバジリコを

目で殺そうとしてます。

少し死にそう・・・。



しまった。

こんな目に合うんなら、
勝手に銀行員なんかになるんじゃなかった。

勝手になったし、

勝手にやめちゃえ。



























ん、いや待てよ。

そういやバジリコも結構
鋭い切れ長の目をしてた気がする。

そうだ、まだ負けたって決まったわけじゃない。




これだ、この目だ。

今にもビームが出そうな

この目でモンスターと勝負だ。

ぐっと目に力を込めてっ!!

いざ勝負だっ!!


























「・・・・・・・・。」



負けた

完全に負けた・・・。超ビビッてしまったわよ。

まさか相手も座って直視してくるとわ・・・。

て、バジリコ

何してんだ。

こんなプレイですボク(わは

<記録NO.21終わり>

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