記録No,13


前回、グリダニアの偉い人に

惚れられてしまったバジリコ。

国をあげての祭りに、参加する事になってしまった。

愛の力なんですね。

冒険者がこの役割をやるって、前代未聞の大抜擢らしいですよ。

偉い人、いったい何を発表しちゃうんでしょう(うふ

そしてバジリコ、

ちょっとした衣装を着けて、舞台に上がるわけです。緊張しちゃうわ!

「おーいバジリコー!」



あっ、お二人さんも来てくれた。

実は、仮面の男を倒したのバジリコじゃないって

バラさないでね。(ドキドキ…

さあ、バジリコ登場です。


























祭りの衣装で、ゆるキャラ風味になるのかな。

「やあ、みなさんありがとう」


「偉大な冒険者 Baji Liko です」




怖いですか

何のホラーですか。

全然ゆるくないし。

罰ゲームでしょコレ。





















姫に連れられての登場ですけども、



完全に

不審者ですよね

取り押さえられるやつですよね。


























でもなんか、自然に拍手している住人達。

いいの?この仮面で。



住人達にはバジリコが誰だか

わからないでしょうけども、この機会に紹介されても

仮面しか記憶に残らないでしょうね

残念です。

でも謎の覆面レスラーっぽくて何かステキ。


























そして静かに、姫は語りだす。

何の祭りだコレ。



「あの戦いから5年…」

























「森は、まだ完全には癒えていません…しかし」



「私たち、グリダニアの民は…」


やばい、バジリコ

姫のありがたい話

全然覚えてないみたい

緊張してたもんで。

何て言ってましたっけね。

えーとえーと…


























!!

急に目の前が真っ暗に…



何これ何の光景?!

これが、5年前の戦争?…

姫さんもいるじゃないか!

これが各国の同盟なのか!?超セピア色だし何なんだーー!!


























こ…これはアレだ、きっとそう



団長だね

戦争にも応援団がいたんですね。

団長怖そう。


















ピキーン!

「見える!」

ニュータイプバジリコが何かをとらえた!

遠くに、怪しい気配。

明らかに悪者ですね!そうなんですね!

敵ですか?!



「フハハハハハハハハハハハ」


めちゃ笑ってるーーーーーー


超怖いーーーーーーーーーーー


ぎゃああああああああーーーー


























んはっ!



ベッド…?!

確か僕は変な仮面を被らされて

舞台で晒しものになっていたハズだ…

夢だったのか。

それにしては、やけにリアルで生々しい夢だった。

匂いや、全身で受けた風まではっきりと実感していた。























「あっ、起きたのね」

「朝ご飯…作ったから、食べていってね」


まさかバジリコ



一夜の過ちを

しまった、何も覚えてないけど

このシチュエーションは

ドラマで見たことがある

最初に訪れた国で、早くもこんな事態になるなんて。


「ごめん、ぼくには帰る場所があるんだ…」

「こんな嬉しいことはない…」

適当な事を言って

この場を切り抜けた。

よし、ナイスプレイボーイバジリコ。
























そそくさと、彼女の部屋を後にし

フラフラと、街へ飛び出した。すっかり夜だ。



だから…

何の祭りだコレ。

いちいちセクシーダイナマイトだなぁ、もう。





















めちゃハイテンションで何かを売っている。

売り物なんて正直どうでもいい感じ。



スタイル抜群ですね、猫ムスメ!

店員さんばっかり気になっちゃうけども、

ようやく商品を見てみると、どうやら水着や花火を売ってるらしい。

夏祭りなんですか?!


よーし、バジリコも脱いじゃうよ!

夏だからね!





















チャキーン

変身!バジリコの素敵な体に興奮したらいい!



これって、かの有名な

変態ですよね?

間違いないですね。変態です。

こんな格好の人見たことありません。

多分世界で一人しかいないんじゃないでしょうか。

ていうか、体の色が


人間を超越してますけども

こんな人種なんです、すいません。



























そうだ、大事な事をすっかりさっぱり忘れてた。

姫に呼ばれていた事を。

ベッドで目覚めた時、彼女に聞いたんだった。

偉い人を待たせてはいけない。

はやいとこ服を着て

出かけよう。






















呼び出されたのは、

ハスの葉をイメージした造りのおじゃが池。



周りをSP達が取り囲み、

完全護衛体制でバジリコと待ち合わせ。

バジリコ怪しい者じゃありませんって!!

そんなに警戒しないでね。


























あ、まあ…



結構怪しいか。

うん、しょうがない。


























こんな所にあるんですよ、秘密基地。



すかさず撮影成功。

流出しないように

気をつけなくちゃ。

行動まで怪しいバジリコ。


























「バジリコ様、もうお身体は大丈夫ですか?」

「私たちは、貴方に大事な…」

「何たらかんたら…」


「ええ…はい……」

眠い

ダメです、長い話はバジリコの中の悪魔、

睡魔が暴れだします、危険です。



「まあとりあえず、立ち話もなんですし…」



























「どっこいしょ…」



「…………」




























「度重なる戦いに、お疲れでしょう」

「どうぞ、そのままお聞きください」


「国の危機を救ってくれたバジリコ様に、感謝をしてもしきれない…」

「ええ、いやぁ…はい……」




ZZZZZzzzzzzz。。。。。

ダメです、睡魔が。


























んあっ!!



よし、伸びでごまかせた。

このままじゃバジリコ、果てしなく無礼者じゃないか。

寝たらダメな場面ですよ!

寝たらダメだ!寝たらダメだ!






















「なんたらかんたら…、あれこれそれで…、えっほいえっほい…」



ZZZZZzzzzzzz。。。。。

話が長いんです、そして難しいんです。

バジリコの脳には。





















「なるほど!そういう事なんですね!!」



「あっはっはっは」

「それは良いですね」

適当に話を合わせ相槌。

何となくいい感じだ、このまま乗り切ればいい。

「カルテノーの戦いが…」

「チョコボの寿命はだいたい…あれでこうでこうで…」


「世界の移動が便利過ぎて味気ない…」

「テレポやデジョンは魔法使いの特権だったのに…」

「船旅も一瞬で、海賊にも襲われないなんて…」


「ほとんどソロで済んでしまうから出会いが無い…」

「ダンジョンが全てインスタンスじゃピンチ時の助け合いも生まれない…」



話がとても長いです

途中から話それてましたけども、




「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

笑って誤魔化し

もうどうでも良くなってきた。

眠いし。




















動いてないとねてしまう。



「いえーーい」

どーーーーん

話ほとんど聞いてないようです。

子供か!
























めちゃ見られてた

恥ずかしい。


で、用事ってなんだったんだろ。



 記録No,13終わり


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