記録No,8


有難いお言葉を聞いてますが



何言ってんでしょうね。

紙芝居にしてほしい

ばじりこそんな気持ち。




























さて、新米冒険者ばじりこです。

まずは、拠点となるこの町を知らなくてはならない!

歩きまわって、住人達と話して、この町を、この国を知ろう。



そうですか、立ち入り禁止ですね。

わかりました。

住人に馴染む為には、その国のルールに

従わなくてはいけないですよね!

























なるほど。



ズカズカ進んでみたら、

行き止まりでした。

ダメって言われたのに。

ダメですよね、すいません。




























どうやらこの国は、

緑豊かで、農業が発達した国。



少し高台から眺めてみると、

綺麗に整頓され、手入れの行き届いた植物達が輝いて見える。

何て素晴らしい景色。




人々の暮らしは、自然の恵みで成り立っているのでしょう。
































中心部にはひときわ目立つコレ。



でっかいクリスタルが

ぐるんぐるん回ってます。

この周りには、自然と人が集まり

常に人ごみでぎゅうぎゅうです。


外で倒れたり、デジョンを使うと

ここに帰ってこれる、便利な装置。


























水場も多いこの町。



川を辿ると、岩の奥から綺麗な水がサラサラと流れてくる。

植物や動物には、欠かせない清潔な水。

生活排水なんて垂れ流してないですね!




























豊富な水の力を利用し、粉を作る。



ナイトの盾の様な、でっかい水車が回り続ける。



























桟橋にはボートが繋いであった。



あの小さな人の持ち物だろうか。

しばらく見てましたけども、

あの場所から全く動きませんでした。

ボート乗りたいわっ!

























更に更に歩き続けるノコギリクワガタ。



川沿いに、

何やら重要っぽい人物が

弥生時代っぽい服で立っていた。

「ここでは昔…」

とか何か語ってましたけども

それよりも






















アンタの後ろにいる、その



赤いの何ですか

そっちが気になって

話聞いてなかった。

すいません、ヤミトラさん。
























歩き回り、

目が回ってきた頃、ぽこっと外に出てしまった。



まだ、行く先は何も見えない綺麗な地図。

自分の足で歩いて、地図を埋めていこう。

未来に、バジリコの足跡を残す為。
























ばじりこの旅は、始まったばかり。

この広大な世界に、どんな答えが待っているのか。

今はまだ何もわからないけれど、

それが…


って!!




敵なんですか!?

敵だ!敵襲だ!相手は恐ろしいモンスター!!

ここで立ち上がらなければ、誰が!


立派な冒険者になるには

通らなくてはいけない道なのどわっ!




























こちらから攻撃しなければ

何もしてこない可愛らしい目をした小動物。



草とか、食べてるんでしょうね普段。






























少しばかり育ち過ぎた昆虫。

色がとても綺麗なテントウムシ。



葉っぱに住み着いて栄養を吸ってしまう

アブラムシとか、食べるんでしょうね、普段。

サンバを踊れば、幸せな昆虫ですよ。






























そんな、無害で優しい生き物達。



全力で襲いかかるばじりこ。

静かに暮らしている生き物達に

襲いかかる僕。


ばじりこ、むしろモンスター


こんなんで良いんでしょうか、冒険者って。

勝てそうな相手にしか

強気になれないんです、多めに見てね。



それでも最初の戦闘で、

操作分らず、杖の打撃だけで戦って

死にかけましたけども!

ちょっとリアルで汗出ました。




























小動物相手に修行して、

町へ帰ると



修理屋さんがお出迎え。

装備品って、使うと耐久値が減るんですって。

んで、こんな店も無い外でつっ立ってる修理屋さんに

料金払って直してもらう。

という経済の流れがあるようです。

フムフム。
























相変わらず、

色々と用事を言いつけられますが、

これも人生の修行なのだ!



そして野菜拾い

何だそれ

自分で拾え。
























町に戻り、仕事をして、歩きまわって疲れたばじりこ。

ちょいオサレなベンチで休憩中。



ところで何だここ。

人はまばらだけど、微妙に高級感。



























なるほど、ここは飛空挺乗り場だったのか。

この世界で最も高級な

移動手段じゃないでしょうか。



乗せてもらおうと

カウンターまで行きましたが、

「申し訳ありません、ノコギリクワガタはちょっと…」


断られました

はい、出直します。


























まだまだ立ち止まれないばじりこ。

どこかに運命の出会いとか無いのかっ!

段々目的が変わってくる、ノコギリクワガタの男。


フッとすれ違った人に目を奪われる。



インディアンだ…

この国、インディアンがいたのか。































この国で、きっと一番身近な移動手段。

乗り物、ペット、仲間、フライドチキン、親子丼、から揚げ弁当

食べないと思うけど。

しかも何で弁当。

とにかく世界中で愛される動物チョコボがいた。



いくらか払えば

レンタル出来るらしい。

目的地までまっしぐらに走るチョコボ、自由に運転出来るチョコボ。

どちらにしろ、ばじりこはまだ許可が下りなかった。

いつか、自分が育てたチョコボに乗りたい。

いつか、から揚げ弁当じゃなくて、フライドでもなくて

乗りたい

強引に乗り切りました。























てゆか、何で店員まで



チョコボ顔

その仮面くれ!超くれ!

チョコボ屋の店員も顔チョコボって。

何ですかその強引な統一感。

ま、ウケたけども。





























緑と水の豊かな国。

人々の心も流れる水のように、澄んで美しい。

チョコボ仮面の様なユーモアも持ち合わせ、とても素晴らしい国。

しかし、どんな国にも裏側がある。



明らかに、怪しい相談をする

悪だくみ顔の男達に遭遇した。

何を話しているのか。


悪事を突き止め、事前に事件を防ぐことが出来れば、

冒険者として、大きく成長出来るんじゃないか?!

ばじりこは、そっと聞き耳をたて

会話に集中した。決して気づかれないように。

ばれてしまっては、元も子もない。気をつけなくては。


























しかし話の内容に興奮したばじりこ、気づいたら





近過ぎた

バレバレですね。


だってエロい話してるんですもの。
































はぁ…疲れた。

一日歩き回り、色んな体験をしてしまった為

普段よりもっと疲れ果てた。

でも家も宿も無いばじりこは、今日も野宿。

今日はどこで寝ようか…



そんな疲れたばじりこが

ふらっと立ち寄った武器屋で衝撃が!

ま、まさかっ!





















いた…





運命の人

クワガタの人

 記録No,8終わり


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