<記録NO.142>



石碑巡りは順調に、
敵の出るところは人数集めないとアレなんで、
安全なところだけはさくっとね。

ま、道中ちょい危険ですけども。

いつか、空へ行きたいな。
















さあ、今日は突発イベント。
幻獣に挑みにやってきた。



前回、バトルフィールド内の見学だけに終わっていたが
今回は違うっ!

勝つ気マンマンでやってきたのだ。

今日のメンツ、

赤魔道士クリン

吟遊詩人ナマモノ

白魔道士タットン

シーフエスパ

ナイトアシュ

白魔道士バジリコ

この6人PT。レベルは60ちょい。

癒しは十分過ぎるのだけども、
攻撃力に欠ける、そんな感じ。

果たして、強力な幻獣に勝てるんでしょうか。
縁側って、癒し系多いんですよ、コレまた。

構成とか、あんまり考えずに来ちゃったわ!
まぁ、お祭りであーる。

















「おーほっほっほっほっ」



何かいきなり、

キャラ違う

女王さまめっ!


笑ってられるのも今のうちさ!
僕らの強さにビビッて

思わずバジリコに

恋してください

待ってます。


















中に入り、今日は一目散に駆け上る。



ホントに今日は戦いますよ。

前回みたいに、
期待させておいて

「帰ります」

とかやらないんですよ!!














前衛であるアシュが、
真っ先に駆け上り、シヴァの元へ。



氷の女王に挑むのだ。
神をも恐れない行為である。

我々人間が、太刀打ちできるものなのか。
今日の僕らは、世界を救う勇者なのだ。

世界中の人々が、この一戦に注目している。
平和な時代は、やってくるのか・・・

























とか、無理やり大げさに

盛り上げてみた

6人で限界まで盛り上がる。


コレだけ語ってみても、

正直世界の人々、誰も知らない。

それどころか色んな人達

釣りとか

ほのぼの過ごしているに違いない。

実はもう、世界は

平和だった

そんな勢いです。



















と、それつつも戦闘は始まっている。



今日はクリンも超前衛。

ちっさい体でハッスルしてるんです。

















前へ行って、音楽を。



そして後ろに走って音楽を。

吟遊詩人ナマモノ大忙し。

白魔道士にも、バ系の魔法をかけに行ったりとか、
そんなお仕事もあるんですけどね。

今回その役、

タットンにお任せ

だって前の方、怖いじゃないすか。















とりあえずま、



ケアルくらいは

惜しまずにさせて頂きました。あは
















そして戦闘は早くもクライマックス。

詩人に赤魔道士がいるこのPT、
MPだけには困らないわけで

じわじわと押して、もうすぐ終わる。
幻獣初戦闘は、勝利に終わることが出来そうだ。

そして、よく見てコレ



うちの歌姫、

死んでる

きゃー、詩人が死ぬってやばいんじゃないの!?
大丈夫ですか、この世界。

それよりも何よりも
大丈夫ですか、

僕の命

きゃーきゃー



















ここで負けてなるものか!
勝利は目の前だと言うのに、そんなっ!

アビ全開、いろいろ全開。

とにかく全開

何か頑張った。
















結果、

何とか勝利。

「やるな、人の子よ・・・」

ぽこっとフィールド外へ出されてびっくり。




クリンも死んでる

なんでやねーん


最後の最後、もう少しのところで
連続魔を使用し攻撃魔法全開クリン。

氷の女王の最後の一撃によって、
その場に横たわった。

惜しい人を亡くしました。

トド撃ちから奇跡の生還を遂げて、
4日後の朝だった。

さようなら・・・・


















僕らは涙をこらえて、
依頼主のところへ報告にきた。



「え!大いなる存在に触れることが出来たのか?!」

彼らは驚いていた。

まあ、バジリコ
サンドリアじゃ有名な

英雄ですから

強いんですってよ、僕。

















!!!



「ケケケケ・・・」

背後に気配を感じ、
振り向いた瞬間、空間が歪んだ。

しかしなんだ、この

ボロ雑巾は

ぬいぐるみ?
















なっ・・なになに?!



ここは・・・

さっきまで戦っていた空間じゃないかっ!

何者かが、静かに語りかけてくる。

「強きものよ、何を欲する・・・」

さっきのボロ雑巾?!

えと、まぁ何ていうか





















大金欲しいです。

言っちゃった。


欲望に、余裕で負けてしまったバジリコ。
やばいっ、世界を救う使命がああああーーー

















そんなバジリコの
欲望を打ち消すかのごとく現れた。




だめクポ!

何かが違う・・・


危うく悪に、魂を売り飛ばすところだったわ!

ありがとう、世界を救うの忘れるところだったよ。
あのボロ雑巾め、バジリコの弱点をついた
巧妙な罠でした(どーん

危ないときは、また助けてね

















ぼくのかわいい

カーバンクポ

そんな感じの名前でしたよね。


















「その心、お主は本物のようだな」

「ならば、我の力を貸そう」

氷の女王はしれっと語った。

試されていたのだろうか。

















「と、いうわけで・・・・」



「我は縁側に入る・・・」

アンタもかいっ!















そうだ!仲良しになってる場合かっ!



アンタにゃ仲間を殺されてるんだった。

力を貸すのなら、クリンを返せー!!

「よく見なさい、そばにいるではないか」

えっ


















「・・・・・・・・・・・・」






















クリン・・・

彼はボロ雑巾に。

<記録NO.142終わり>