<記録No.168>



相変わらずの獣使い修行。

船の先端に陣取り、未来を夢見るバジリコがいた。

未来の夢、獣使いでお金持ち。

お金持ちになってノーブルチュニックを着るんです。

ソレを手に入れたら次はメリットポイントとかいうのを

稼いで更なる上を目指すのだ!

とっても偉大な白魔道士になりたい。

何か頑張ります、はい。
































船に乗って、目指す目的地はプルゴノルゴ島。

世界一のリゾート地。

休日を無人島で過ごそうと、

船はいつも大賑わい。





バジリコ以外、

一人だけ。

なんて寂しい船旅なんだ。

サカナもいるけどさ。


























さて、目的地に到着。



海は青い、どこまでも。

砂浜に花火とか落ちてない、ステキなリゾート地。

いいなぁ、ここ。一生暮らしたい。

そんな気持ちになりそうです。
































今回の旅は修行の旅。

苦しい下積みを乗り越えて、

いつかはドラゴンを操って、背中に乗って大空を飛び回る。

究極はやっぱりドラゴンでしょ!

無理みたい

そうなんだ、

何かやる気なくなっちゃったな(わは


































と言いつつも、ここまで来てしまったんで

修行しないとね。

いつかいい目に合えるさ、アハハーン。


何を操って、何を倒すんだろう。

レベル的には、きっと丁度いいって事で

この島を選んだワケだけども、

いまいちこの島の獣情報って見つからなかったのね。


バジリコが想像してたのは、

黒いマンドゴラとか、不気味なサルとか操れば

結構頼りになる味方になるんじゃないの?!

人もいないしウハウハだぜ!

な、夢をみていた。

さてさて。


























ぽわわ〜ん(ハート



なんだチミわ。

生きてるアンモナイト。

太古の自然が残された島なのか!

恐竜とか、どっかに潜んでるんでしょうか。


で、このアンモナイト、丁度いい強さとか楽とか
頼りがい度がイマイチな感じ。

気持ち悪いしな、君はクビです。




























そしてコレ!



島中のアチコチにたくさんいる、

黒いこの子。

想像していた通り、強くてかわいいのですが

なんていうか無理ですこの子。

バジリコにはとても扱えません、

命がいくらあっても足りません。


コレ操るまでに、何度失敗したことか。

殴られ、ボコボコになりながら

何とか手なずけた。

なんてじゃじゃ馬な・・・・。


ついでに、近くにいた不気味ザルを誘ってみましたけども

こっちもダメ。危険です危険。

ガリガリ引っ掻かれながら逃げ回ることになって、

危うく死ぬところでしたよ。

こんな遠くまで旅してきて、

経験減らして帰るところですよもう。
































さあ困った。

バジリコが抱いていた淡い夢物語は、

たどり着いた瞬間に脆く崩れ去った。


リゾート地で、バカンスな修行が出来ると思ったのに

いきなりこのアリサマでがっくり。

楽して強くなろうなんて、虫が良かったスか。

ああー、楽がしたい(本音


































まぁ、せっかく来たんだし

島を一回りして、適当な観光でもしながら

ボチボチ経験でも貰おうか。




で、こんなのいた。

見つけたときビビリましたけども、
敵ではない。・・・みたいです。

なんか機械音のような音を発していたけども、
何の為にいるんですか、アンタ。






























グルグル回った結果、

こんな狩りに落ち着いた。



とある砂浜に、サカナ数匹に鳥が数羽。

ちょい離れたところにタコとかスライム。

そんでアンモナイトが少々。

そんな所にじわっとキャンプ。


アレ、結構稼げるかも?!




タコも結構素直で操りやすいのか、
失敗することなく、頼れる仲間になった。

手がいっぱいあって強いスね。


獣使い本領発揮といわれるアビリティ「かえれ」を

覚えて以来、ペットを殺さずに回復させてまた操る。

すごく便利な能力だったのね、

とてな相手でも、2匹のペットを切り替えつつ

倒せちゃうなんて、

さっきまでテンション下がってたのが

嘘のようにハイテンション。


いえー、獣使い最高だぜ!

ていうかバジリコ最高!あっははーん。

良かったよ、バジリコ


















単純で。

もう世界一ハッピーですもの、コレだけで。

ボク、お花畑で産まれました(ぼよーん




























たまーに、通りかかる外国の方。

スライムとか、ムキになって狩ってました。

間違えてじっとみつめてしまったら、

スライム狩りますか?みたいな事をいうてましたけども、

ボク死んじゃうんで

遠慮しときました。



通るたびに、ケアルしてくれたりして

少なくとも「獣使いウゼー」とかは思われてないようで安心だ!

と、やたら世間体を気にしてしまうオッサンなバジリコであった。






























そんな

一人で世界一ハッピーを成し遂げていた頃、

あの男が帰ってきた。

ヴァナディールへ移住してきた初期から、

常にバジリコの相棒として

相方として、

頭脳として、

そして

豆として

生きてきたあの男が帰ってきた。


そう、彼は1年くらい辞めていた。

バジリコもついでにいなかった。

先に復活して、彼の復活を待っていたのだ。


ちなみに1年ってのは、




























適当だ。

覚えてないんだサッパリと。


どこかでズバッと復活。

そして、チョコボと船を乗り継ぎこの島までやってきた。

「バジ!今行くぞ!」

おう!

でも

「もう寝ます」

みたいな会話を繰り広げ、





豆は転がるように駆けてきた。

おう!超久しぶりジャン!

まあちょっと前まで、違う世界で遊んでたけどさ。

豆は久しぶりなんだよ。

名前はClinていいます、多分これから好き放題

ネタになるんで

覚えておこうね。





























確か、獣使いバジリコとモンクリンは同じくらいのつよさだった。

せっかくの久々の再会なのだ、寝る前にちょいパーティーしようぜ!

な事に当然なるワケだ。うん。



普段一人ぼっちで戦う獣使いが、

フルパーティーじゃなく、2人パーティーってどうすりゃいいの!?

てな感じだけども、適当でいいよね。


ペットを戦わせている相手を、一緒に殴ろうか。

そんな計画で一戦目。


























一戦目・・・・・。



クリン死亡

わはははは!死んだよクリン。


復活→再会→死亡。

て、なんて


劇的な物語

感動的なこのシーンで、観客は号泣ですって。

縁側遂に映画化!乞うご期待!

超うそ!うそだよぼよよーん(アホ



アンモナイト2匹いたんで、丁度を楽にぶつけたつもりが、

楽を丁度にぶつけてたみたい。

どおりでペットがドンドン削られていくワケだ。


更にモンクリンの攻撃力でタゲを全面的に浴びて、
バジリコもケアルでタゲを浴びて、

特殊能力なのか何なのか、

やたらと毒を浴びて

ペット生き残って

クリン死ぬ。

みたいなオチになりました。

バジリコは、超逃げました。

















島の反対側まで

見事逃げ切り、

戻ってきたひとこまだったってワケ。

一緒に来ていたキハルに助けを求めたけども、

バジリコ逃げすぎて

キハルも振り切った

何でしょう、逃げ足世界一かもしれません。






























この時点で、この島にいた縁側メンは

クリン、キハル、バジリコ。

誰も蘇生が出来ない。

困った、再会直後に死体になってしまったクリンをどうしよう。

困って困って、

「じゃ・・・、ボク寝ますんで」

なんて

言いづらいなぁ

み、見捨てる気なの?!


そんな困った状況の中、

ステキなあの男が、現在この島に向かって

ベニアの船に乗っていた。

何とその男はレイズを使えるという。

その名も十円。

縁側唯一のガルカ族で体は岩のようにデカイけど、











名前は小銭

そんなギャップが人気の秘密。


彼は獣使いの先輩で、フルAF装備

世間で言う「モコモコ」なのである。

バジリコも、とりあえずはそこを目指して頑張ってますけども

いつの事になるかは超不明だ。






























獣使いがレイズ?!

そう、サポ白でレベル50を超えれば
レイズを使えるって仕組み。

すげえぜサポ白!

いちいちMP装備に着替えないと

足りないんだけども、

とにかく蘇生できるんだって!

は、早くきてよ十円!

バジリコ

寝ちゃうよ!

心の叫びであった。



魔法使いには向かない種族に生まれた十円は、

ステキ白魔法レイズなんて

かけて貰う事はあっても

かけたことなんて一度もない。

そう、十円は

レイズしてみたい

そんな病気になっていた。


そうだよ、十円のレイズなんてそうそう見られるもんじゃないし

バジリコだって超みたいぜ!


冷たく半分砂浜にうまった豆クリンを

優しく掘り起こしてやってくれ!



























と、モコモコ十円が到着。

小銭ガルカ様の見せ所が遂にっ!



多分それだけの為にはるばるやってきた、

なんて優しい大男。

こんな海外来るの超メンドイってのに、

そんな事は微塵も感じさせない、

命を救う決意をした男の目だった。


ただひとつ、問題があるとすれば

十円到着の数分前、


























クリンが



生き返っていた。

そんなちっぽけな事実だった。

通りがかりの外国のナイトさん、有難う(わは



<記録No.168終わり>