<記録NO,6>


ある晴れた夕方の日差し。

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コンクェストっていうシステムがある。
どの種族がどの土地を支配しているか、とかそんな

いまいちわかってない

そんなシステム。



とにかく、サンドリア所属の僕らが支配した土地ならば
敵を倒したときにクリスタルが手に入ったりとか

その土地の特産物が売られたりとかそんな感じでしょうか。
プレイヤー同士の直接対決は出来ませんが、

このシステムによって、静かな争いは行われているんだすな。
んで最近までは、僕らのいるこのサンドリア区域は

獣人支配。

ってやつだったんですけども、
みんなが沢山の獣人どもを倒したおかげでついにサンドリア支配になった。


クリスタルが入るようになったのは勿論のこと、
町の様子も多少変わったよね。





なんか、



火、噴いてます。

これってホントにコンクェストに関係があったのか、
たまたま偶然にパッチが当たったのかはバジリコには

わかりません。
はい。


































何か冒険の予感なのだ。

バジリコがログインしたそのとき既に、仲間達はどこかへ向かっていたんだ。
どうやらそう遠くはないようなんで、もっちろん合流させてもらおうじゃないかっ!


合流地点はラテーヌ平原。
ここらはすっかり慣れたもんさ。

遠くにいてもパーティーが組める。
とりあえず組めるんだね。

そして組んでしまえばマップでお互いの居場所が確認できてしまう
ちょー便利な機能つき。

なかなか痒いところに手が届くナイスなシステムは健在だ。


例えば配達システムね。

各町には配達屋さんが営業しています。
配達屋さんとは、アイテムやお金を誰かのポストに届けてくれるという
すっばらしい便利機能なのだ。

例えばさー、アイテムの受け渡しとか楽だよね。
仲間同士とかで、「あ、これあいつにあげたいな」とかよくある事。

そんな時、わざわざとーくにいたりして何かめんどくさー
って思ったりして
次あったとき渡そうと思ってずっと持ってたりとかするのも
更にめんどくさーってね。

で、実は内緒で

いいや、売っちゃえ。

みたいな事になりかねない(わー

そんな時に大活躍のこのシステム。


町からあげたい相手に送ってしまえばOKなのである。
そうすれば相手の人がたまたま自分の部屋に帰ったときに

わお、何か届いてるぜ!

ってな具合に大喜び。
ちゃんと送り主の名前も出ますんで、感謝される事は間違いないのだ。


取引とかにも使えそうですけど、
あんまり知らない人だと、詐欺も怖いすね。



あとね、あれ。

バザーシステムね。

これもすんごく便利機能。
UOで言えば「ベンダー」みたいなもんですけど、
自らがベンダーみたいな機能ですわ。

町やフィールドをふらふらしてますと、
名前の横に袋のマークが付いてる人を見かけます。

それがバザー中のマーク。
移動中でも戦闘中でもその機能は働いて、いつでも買っていただける。

自分の手持ちのアイテムを売りに出すことで
誰にでも売ることが出来るんですな。

人ごみの中で、「○○売りますー」とか叫ばなくても、勝手に見てもらって
欲しいものを買ってもらったり買ったり出来る。

そこから知り合って仲間が出来たり、
知り合いが増えたりして

ついでに

愛が芽生えたり

とサブ機能付き。




まだ色々便利な事もありそうですが、
バジリコが活用できてるのはこのくらいす。































んで冒険ね。







まずは高原を越えるのだ。

高原は既にそう危険ではなくなっていた。
現れる敵は獣人のオークやゴブリン、他は動物系か。

仲間と一緒ならそれほど恐れることもなく、倒しながら進めるのだ。




こんなやつも僕らの前には余裕で沈む。
一人のときはどこまでも逃げますけどね。







が、一つだけまだ超えられない壁がある。
高原に生息する悪魔。

黒い頭の巨大な羊だ。
普通の羊より数倍大きなその巨体、

近づいただけで、その巨体からか地面が揺れます。
いやホントに画面が
ドカドカ揺れるんですよ!


画像をお届けしたいんですが、ちらっと見えたら
僕ら一目散に

超逃げるんで、

撮影不可能です、はい。




すっごい遠くから撮影しますと、頭は黒いすけど
普通の羊に見えて、

かなりしょぼいす。

実際触れ合ってくださいませ。























高原を越えればそこは砂漠地帯。



港町セルピナに近いこの区域は
多くの冒険者が狩をし、または通り道になっている。

僕らも今日はただの通り道だった。


ここからそう遠くは無いセルピナにつくと、
そこは






大混雑。

ここでパーティー募集とかしてましたわ。


ここは丁度町の中と、外のゾーンの境目なんですが、
よく出れなくなる状態になることがあります。

それは別にバグったとかそういう類のものではなく、
外で強いモンスターに終われたままゾーンで逃げてくる人が

後を絶たないため、外にはよく

大量のモンスターが

てぐすね引いて待ってますの。



























で、港の様子。



クリンと2人、用を済ませるために走ってますの。
確か、クエストのアイテム渡しに行くとこだったかな。


んでんで、とにかく僕ら、

急いでます。
わー














何でかっていうと、今日の目的地はここから船に乗っていく町。
だから船が着いたら乗らないといけないわけですが、

すでに、











船、きてた。
さあ急げ。



クリンとバジリコ以外はすでに乗っていまして、
「いそげー」

とかみんなで焦らせるので、
慌てて乗り場の手続きしようと並んだら







ここは出口専用です。

とか言われて更にロスタイム。




こんなときって、NPCの台詞が普段の

3倍長く感じます。
はよしゃべれ。





そんなこんなでまぁ、無事に



滑り込んだわけですた。





で、初めての

ああ、初めての船なのだ。
中はどんな感じかっていいますと、
席とかそういうのは無くって、なんか



倉庫に適当に。

みたいなそんな雰囲気。
これって貨物船なんでしょうか。


気の利いたバーとかあったり綺麗なお姉さんが迎えてくれたりは
しませんでした。




中を少しうろつくと、



売店があった。

何が売ってたかは、
よく覚えてないですわ。

んで外にも出れるんですが、外はモンスターや海賊の襲撃とか
そんなハプニングもあるらしくってかなり危険だというので、

とりあえず、








外に出た。
わーい。



外に出ないとここが船なのか実感沸かないすよね、うん。
とにかく、僕ら縁側は全員出た。








ああ・・





船だぁぁー
今更ですが。


やっぱりこの角度で見ないとね。
外に出て、海の風を感じてこその船旅なのである。

今のところ、敵はいない。












結構広い甲板の上。

水面を見てるとわかるけど、
この船結構スピード出てました。

だいたい15分くらいの船旅になるってことですわ。






んでやっぱり船の上だし



釣りするよね。

なんも釣れてませんでしたけども、
雰囲気をたっぷり楽しめた。

いつかは飛空挺に乗りたいすね。
夜空に飛んでいく飛空挺は見たことあるんですけど、
あれに人が乗ってたりしたのかなぁ。。































あれこれ見てると暫くして目的地に着いた。




セルピナより一回り大きなこの町は「マウラ」
ここも港町として栄えているようだ。

そうだ、ここに来た目的はね
サポートジョブを手に入れるためのクエストってやつを貰いにきたんだす。

そのサポートジョブってのは、
例えばメインジョブが戦士でサポートジョブが白魔道士。
って感じに組めば、回復が出来る屈強な戦士になれる。

そんな風に組み合わせて色々と強力なキャラや便利なキャラになれるという

夢のような機能。

そんな機能がもらえるクエストってやつなんだ。


で、その機能を手に入れるためのクエストは2個確認されている。
その一つがここ、マウラで貰えるクエストで、

もう一つはあそこ、セルピナで貰えるらしい。
当然両方貰うことは出来ないのだ。

その2個のクエスト、マウラで貰うやつのほうが楽なんだって。
ってことでここまではるばるやってきたわけですが、

結果、バジリコはセルピナのクエストをいつの間にか

貰っていた。

ということでここでは貰えなかった。




で、またここでバジリコは思いました。


もう、













一生白魔道士で・・



























んで帰りも船で帰ります。


とと、、



カウンターの向こう側に

何か横切った。
嫌な予感。




んで気になって先回りして倉庫に入りますと、







なにこれ。
タコ・・・


と同時に

○○は攻撃された!!みたいなメッセージが沢山でてきて
更に、○○は倒された・・

とかこんなメッセージが次々に。


でもなんかこんな近くにいるのにバジリコは

無視されまして、
超無傷。



でも仲間達もどんどん襲われていますのだ。
何か襲ってもらえないので




追っかけたりとか

しました、はい。


遂にはバジリコ以外みんな死んだ模様。
あのタコ、とんでもなく強いすわ。

確か船の奥の部屋は安全だってどこかで聞いた。
それどこだ、、とかちょっと慌て気味に探して入った部屋。




そこには



生存者が。
わは


とりあえず、今の僕らにはどうにも出来ないんで
ここで到着を待つことにしたのである。

きっとこの外の倉庫には
我が縁側の死体たちが転がった、

爽快な景色が広がっているのだろう。

ちょっと見たかったんだけど、
出たらバジリコまで死にそうなんで

放置ね。





























んでこのままバジリコだけ無事に到着。
仲間達は死体のまま、セルビナに到着ということになった。


この世界の船システム。

到着したと同時に、ゾーンを越えたようなデータの読み込みがあって
次の瞬間、港に降り立つという仕組みだ。

船の死体たちは、ホームポイントに飛べばそこから復活なんですが
死んだまま到着するとどうなるのかって好奇心で死んだまま。





んでどうなるかっていうと、

なんと、港に降り立った瞬間立ち上がり生き返った。



で、








すぐ死んだ。
わはは。

うまい話はないのである。


こんなほのぼのと平和な港町に死体が4体。


かなり不気味。
みんな仲間ですけど。


バジリコがちょっと前までいた世界、DAoCの世界では
しょっちゅう殺されては死体に向かって踊られたりとか

手を振られたりとか

キスされたりとか

色々いじられてきたわけです。





この世界では同じ縁側メンバーであるスカイも当時は敵。
そりゃー、戦場では毎回毎回いじられたもんだ、うん。


んなわけで、バジリコ

















それ、やってみた。
こんな感じなのかこっち側。




ほぼ、初めての行為なのだ。
ちょっと形は違うけれども、これはバジリコ風の

リベンジ

という事にしておこう。






























んで港に死体たち。


それはもう珍しい光景なわけで、知らない人がみりゃびっくりだ。
珍しそうに見つめる人もいましたわ。

こんな時は知らない人と

自然に会話できる

そんなチャンス。



すかさず15分くらい、


死体の話題だけで、

語り合ったのだった。