<記録NO.1>


「鯖は真ん中が好きらしい」



やたらメルヘンな現場に訪れたバジリコ。

アニメチックな世界だわ。

ただの原っぱで、
あるのは立て札だけってな場所にいるんです。

多くの人が、ただひたすら走り抜けていた。

立て札でも読んで、
今後の身の振り方を見つけよう。
























ポチッ



て、何故かファイティングポーズ。

ボクサーの卵なのか、少年バジリコわ。

立て札読みたいんだってば。

何故に立て札相手に
闘争心むき出しなのか、謎である。























バキッ



殴ったし。

でも読めた、立て札。

なんだこの世界。





















そして

ポトッ



玉が出た。

わはははは、何なんだいったい。


























ポチポチ押してると、
ドンドン殴る。



ぐいっと低い姿勢、
その深き踏み込みの後は

























立て札相手に、



昇竜拳

本気だな、バジリコ。

本気で立て札を殺る気だな。

相手は動かないけど、硬いんだぜ。
最初の相手にしては手強いかもしれない。





















立て札相手の修行・・・・

こ、これは物凄く新しい気がするぜっ!

ただ、数分でむなしくなるんだけどね。

まあ、バジリコ子供だし、10歳だしさ。

悲しい目をした肌の黒い少年は、
いつの間にか入り込んでしまったこの世界で
力強く生きていくのである。

早くオトナになりたーい。























ぼわっと、緑豊かな村が見えてきた。



そうか、ここから始まるんだな。

まっすぐ進んだだけでたどり着いたけど、
はるばる来たんです、きっと。

こんな近くだったなんて、
立て札殴ってる場合じゃなかったわ。























殴って殴って昇竜拳!

の勢いのまま村に飛び込んだせいか、

オープニング画面まで




ファイティングポーズ

なにやら物騒な少年の
殴りこみ物語になってしまった。

将来を表しているのか。

バジリコってきっと将来ボクサーなんだわ。






















オープニングはそのまま続き、

どーんと村の名前とか出ちゃう。




ファイティングポーズのまま、
ズイズイと村の奥へ。

今にも誰か殴りそうだけども。
























で、なにやら人ごみ。

お兄さんやお姉さんが
ごちゃっといましたわ。

そういや村長に会えって
誰か言ってたな。



しかしまだバジリコは

ファイティングポーズ

全員殴り倒す気いっぱいです。

子供の悪ふざけって感じね。

前のお兄さんにカンチョーとか
しそうな勢いだ。


















どーん。



と、さっきの人ごみの中心は
村長さんでした。

いきなり超どアップになりましたよ、村長。

ちょいオサレな感じの爺さんね。

しばし村長さんとお話し、
アレコレ聞きこんで

バジリコの生きる道を
見つけるのだ。

フムフム・・・・アルバイトにスキルにキーワード・・・

夜には狼が出るってさ。

まあ、



















よくわからない。

村でも見て回ろう!そうしよう!




綺麗な村だなー。

人がたくさんいて、
ちょいハシャギぎみの
少年バジリコであった。
























とにかく、



あちこち殴れる。

ボクサーになるし!バジリコ!























周りの人もソコラじゅうで殴ってるし。



そうか、こうしてれば
村に馴染んで見えるんだな!

殴れ殴れー。





















こんな大木だって!



バジリコパーンチ!

何か変な世界だけど、

殴る世界

なんだな、きっとココわ。




















勢いで、ニワトリ殴ろうとして



卵もらった。

良いヤツだなっ!ニワトリ!
























一応でも、



疲れるらしい。

殴れません!出たわ。


何気なく座ってますけども、
さっき覚えたばっかなんだよコレ。

何でも勉強らしいです、
この世界。




















どどーん。



「休憩スキルがわかった」

少年バジリコってば、

知らなかったのか

生まれつき知っててよっ!

ま、少年だし、これから染まっていくのさ。





少しかげのある少年。

どんな過去があったのか、
どういう経緯でこの村にたどり着いたのか。

肌は黒いが、
心はまだ真っ白な少年。





















真っ白な・・・・



パンツが

染まるんでしょうか、アハアハ(アホ


いきなりこんな素っ裸になれるなんて、
どこかの誰かが
物凄く喜びそうな世界じゃないか。

何となく、裸で手を振りながら走ってくる
彼の姿が脳裏に・・・・。

いやーん

























そんなアホな探索をしつつ、
教会の前で出会ったお姉さん。



常にモジモジしてるんだけども、
大丈夫なんでしょうか。

でもきっと運命の出会い。

バジリコ10歳だけど、
彼女はきっと、




















最初の



愛人に。

バジリコ、大人の階段を登った夜だった。




<記録NO.2>