<記録No.15>





おはよう。

死体が起きるのは、お墓って決まってるのよ。

ただ、墓の中でなく墓の上だけどね。

だって入れないんですもの。
























起き上がると、すぐにお友達からメッセージ。

今日も明日もパーティープレイなのだ!

合流しようと走り出すバジリコ。

死体らしく、へこへこ走る。


そしてすかさず、



















!!



このマーク

やめれ、どくろやめれ縁起悪い。























どくろの犯人はコレ。
この死体。



バジリコの相棒、くろまめである。

今日もよろしくっ!



























いつも二人は危ない修行。



逃げること、結構多いかな。



























そんな二人が、本日攻め込む予定の集落。



人間達が平和に住む村。

に、ゾンビ二体が襲い掛かるのだ。

魔法が使えるゾンビなんて、

人間なんかの手に負えないでしょ。うふふ。
























相棒黒豆も、癒し系職業でありながら、

攻撃魔法も使いこなす。



人間の中心を貫いている魔法は

彼の攻撃魔法。

癒し系なせいか、綺麗な色の魔法なんです。

やるなっ!





















だいたいいつもの戦法、

バジリコの魔法で、凍らせ動けなくして

ちょい離れて攻撃魔法。



こんなずるっ子なやり方で、

村の門番を次々に葬り去る。

今日は二人で地獄の伝説を作ってやるんです。

地獄から来た、ゾンビブラザーズ。

ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!

















もちろん倒した後は、



味見。

うん、マズイ。




















門番全てを倒した頃、

ちょい休憩して突撃準備。



死体をツマミに、回復酒を飲み干す

ゾンビブラザーズ。

今日も酒がウマイぜ!

ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!






















静かだ…。



門からちょっとダケ侵入。

心臓は猛烈にドキドキ。

心臓なんて

無いんですけども!

意外と小心者なゾンビブラザーズ。


静かなまま、夜になる。

夜は暗いから怖いよ…。

ゾンビなんですけども。


そんな瞬間でした。




















ドドドドドドドドド…



逃げました

なんだこの化け物どもは。

























バジリコ、黒豆ゾンビブラザーズが、

人間の平和な村だと思っていたここって

オオカミ人間の村でした。

夜になるとオオカミになっちゃうんだって。

騙された!




















黒豆に。

知ってましたね!





















とととっ!!



いきなり敵種族登場。

しかし、この地域はぼくら側の陣地。

向こうから攻撃は出来ない法律なんです。

但し、こちらから攻撃してしまうと

その法はとかれてしまうのだ。

間違って殴ったら、確実に殺されるレベル差。

ちょっぴりアセッたわ!
























そんな刺激があったせいか、

二人は何となく、足が向いていた。



この先を数歩進むと、中立地帯。

つまり、出会った敵種族とは

常に戦闘状態になる。

木陰にステルス兵が隠れてるかもしれないし、

裏道で強い敵に出会うかもしれない。

そんな刺激ゾーンなのである。






















さて。



平和だ

とは言っても、ちょこっと入ったダケだし

広大な台地で、そうそう敵に会うことは無いのかもしれません。

それでも初体験でドキドキです、緊張です。
























戦争地域に来たけども、

やる事は同じなんですけどね。



ちょい強めのモンスターを狩り、

将来戦場で活躍する為の、修行は続く。

レベル的にも、

これからはこっちの世界に進出しなくちゃ

いけないんだよね、きっと。




結構ギリギリな戦いですけども、

経験はたくさん積めそうです。




さてさて、ゾンビ達の冒険はもうちょい続くみたいです。

また、機会があったら語ってくれるでしょう。




<記録No.15終わり>