もう、何て言うか死ぬの平気。
慣れた
失うもの、あんまり無いですし。
女神が何度でも、優しく起こしてくれます。
最近、釣りとか覚えました。
気軽に出来る娯楽です。
一人で出来る娯楽です。
こんな時だけ、自分がゾンビって事、
忘れることが出来るんです。
「アハハ、楽しいな…」
世界は広い。
バジリコ、死ぬのは怖くなくなったのですが
一人が怖い。
寂しがりのゾンビなんですよ、実わ。
だってここらの地域って、
そこらじゅうに化け物がいるんですもの。
夜なんて怖くて怖くて、
いつも一人で怯えてるんですよ！
落ち着くいい場所見つけたんだ。
何かしっくりくるっていうか、
随分長くこんな所で眠っていたような、
そんな錯覚から、この穴が好き。
って、
ダメだダメだっ！
こんな陰気体質じゃ、友達の一人も出来やしない！
そろそろ冒険を共にする仲間が欲しい。
この世界、一人で冒険するには広すぎる。
「明るく行くぜ！いえーい！！」
ちょい無理してるけども！
出来れば、ステキな女性のお友達が欲しいな！
腐って無い人が良いです！
ボク腐ってるけど
気にしない人が良いです♪
そんな妄想をしながら、
日々戦ってるワケね、バジリコ。
良いんだ、一人でも。
釣りが楽しいし。
釣れないけど。
そんな時でした、彼が現れたのは。
ヘコヘコと近寄ってきた男。
「Omame」
バジリコと似たような境遇の彼も、
共に冒険する仲間を探していたのだ。
おまめ…。
変な名前
とか、言っちゃいけないと思って
言いませんでした。
でもでもっ！
遂にバジリコにも、仲間が出来たのだ！
彼は肉体派の戦士。
バジリコは体の弱い魔法使い。
何となくナイスなコンビじゃないでしょうか！
そう、これからの戦いで、
殴られるのは全て彼です。
とか、思ってるだけで言ってませんよ！
さて、お豆さん。
腐ってる
超腐ってるって！！
「ぎゃああああーー！！ゾンビっ！！」
バジリコより腐ってる。
ロンゲで隠れて一瞬わかんなかったです、
でも
腐ってる
バジリコ以上に。
とにかく、バジリコに仲間が出来たワケです。
腐ってるけど（しつこい
出会った記念に、いつか見た平和な村を紹介した。
「ほら、みんな良い汗かいてるだろ、
いつか僕らだってあんな風に
笑える日が」
良い汗かいてる農村の人々。
友達のお豆さんと、
食べちゃった
（１８禁
注：暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。
ゾンビ特有のスキルで、
本当に食えます。
体力回復とかします。
マジです（涙
何か段々この日記、
バイオハザード
みたいに
なってますか？ま、いいけども。
農民の死体を前に、和めるし。
心も、だいぶ
ゾンビ化
もう何でもいいや（投げやり
さてさて、
２体のゾンビはまだまだ人間を襲う。
無力な農民を襲っていると、
それを守るように
現れた人間戦士に魔法使い達。
彼らは訓練された、戦闘のプロだ。
こんな襲撃に備えて常駐しているのか。
「違うっ！違うんだ！」
僕らは、農民を楽しんで襲ってるワケじゃないんだ！
生きるために、仕方なく…
僕らが欲しいのは、人間の命じゃない！
コレが欲しかった。
かぼちゃ。
デカイいよ
お腹空いてたんです。
つい、出来心なんです。
どうか警察にダケは！
「なワケあるかっ！！」
「ぐわっはっはっはっはっはっは」
戦士達の拠点を襲う。
入り口の衛兵を素早く倒し、塔の中へ。
俺達最強コンビじゃないの！？
ぐるぐる階段を駆け上る。
制圧には、スピードが肝心だ。
敵に用意させる時間を与えず、不意を突いて葬り去る。
フフフ……
悪のやり口だ
もう、見も心もモンスター。
そして最上階。
何と！！
人間戦士の隊長は、女だったのかっ！！
（知らんけど
でもあと一人！ゾンビの勢いは、止められない！
むしゃむしゃ食っちゃうよ！
（１８禁
激しい戦いの後、
振り向けば
おまめ死亡
女隊長と相打ちで、あの世から戻ってまたあの世にいって
またすぐあの世から戻って
ややこしい死体
なんです、とにかく。
まぁ、ほんの少しの犠牲はありましたが、
僕らの勝利なのです。
おまめはあの世に行きましたけども、
この塔はコレから
バジリコの塔
と、呼んでみんなで親しんでね。
おまめさん、安らかに眠れ。
すぐ起きてきちゃうけど（わは